after the rain



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After the rain

いま降っているこの雨は一体どこへ行くのだろうか。


降った雨は、海や川の一部となり、あるいは土に浸み込み植物の成長を助け、私たちが口にする水や食料を含め日々を構成する隅々に浸透しています。
わたしたちは”雨”や”水”とひとくくりに表現してしまいますが、その水の行き先は多岐にわたり追いきれません。そしてその水自体に意思はなく、流されるまま世界のどこかで循環し続けています。

水の循環と、刺繍という行為の反復性を重ね合わせました。
水を繰り返し見つめてゆく中で、気づかなかった線や色が次第にじわじわと浮き出てきます。そして、その線を追いかけていくと、糸が紙の表と裏を行き来しながら表からは見えないところで繋がり、絡まり合い、表面からは想像ができない色や線の関係性が生まれます。

私たちの日々もその循環のなかのひとつなのかもしれません。
意思とは関係なく様々な出来事が起きて、時間が流れていきます。
日々の暮らしの中で私たちの身に起きている出来事や景色と照らし合わせながら、または、まだ見ぬ新しい景色を想像しながら作品をご覧いただければ幸いです。


この雨が上がったら、この水は、そして私たちは一体どこへ行くのだろう。



制作風景・過程の動画配信


こちらはライブ配信のアーカイブになっております。